ずっと同じトレーニングを続けていると、もっといい方法があるんじゃないか?もっと効率的なトレーニングがあるんじゃないか?って考えますよね。
また、トレーニング時間を短くしながらも効率的なトレーニングができないか?と悩んでいる人もいると思います。
そこで、今回は僕が知っていて実際に実践したことのある、スーパーセット法をご紹介したいと思います。
スーパーセット法とは?
スーパーセット法とは、2つの部位を交互にトレーニングしていく方法です。2つの部位といっても、どの部位でも良いということではなくて、拮抗筋同士を連続で鍛えるのが大前提になります。
拮抗筋とは、簡単に言うとペアの筋肉のことです。筋肉とはそれ自体縮むことしかできないもので、自分で伸びることができません。つまり、ある筋肉が収縮している時に、伸縮している筋肉同士を拮抗筋といいます。
例を挙げると、上腕二頭筋と上腕三頭筋、胸筋と背筋、大腿四頭筋とハムストリングなどです。
スーパーセット法のメリット
次に、拮抗筋同士を連続で鍛えるメリットについて見ていきます。
上腕筋を例にして説明すると、上腕二頭筋のトレーニングをしている時は当たり前で、上腕三頭筋は休憩モードに入ります。また同様に、上腕三頭筋のトレーニングをしている時は、上腕二頭筋が休憩モードに入ります。この休憩モードが、拮抗筋同士でトレーニングすると回復促進効果が高まるというメリットがあります。
つまり、インターバルをほとんど入れずにトレーニングを行うことができます。
ここで2つ目のメリットが、トレーニング時間の短縮です。インターバルが短く済むのでその分トレーニング時間も短くなります。
仮に1種目するのにインターバル3分含んでトータル8分のトレーニングを行っているとしたら、2種目終了するのに16分かかることになります。しかし、スーパーセット法を取り入れることで10分程度でトレーニングを終わらせる事ができます。トレーニングにあまり時間をかけられない人にもオススメのトレーニングになります。
3つ目のメリットは、心肺機能向上です。正直このトレーニング方法はインターバルがほとんど無く筋肉を追い込めることができるので、心肺機能的に辛いトレーニングになると思います。しかし、無酸素運動(筋トレ)を行いながら心肺機能も鍛えることができるのは一石二鳥だと僕は思います。
以上をまとめると、
- 拮抗筋の回復促進
- トレーニング時間短縮
- 心肺機能向上
の3つがスーパーセット法のメリットになります。
僕はこのスーパーセット方を上腕筋でいつも行っています。回復促進効果があると分かっているからか、トレーニングに妥協せず取り組めています。変な人だと思われてしまうかもしれませんが、「お前(例:上腕二頭筋)さっきまで休んでたから行けるだろ」みたいな感じで筋肉に喝を入れながらトレーニングを行うことができているので、必然と限界まで追い込めるようにもなっています。
みなさんが、日頃のトレーニングにバリエーションを持たせてトレーニングを楽しむことができたら幸いです・